2026/08/22 18:00

CCNP ENARSIの過去問を探していても、シミュレーション問題では設定の丸暗記だけでなく、壊れた構成から原因を特定し、影響を限定して修正する力が必要です。本記事では300-410 ENARSIの範囲に合わせ、ルーティングとサービスの完全オリジナル障害対応課題を掲載します。

この記事の結論
  • 本記事の問題は、公式範囲と技術仕様を基にした完全オリジナルです。
  • 答えの暗記ではなく、誤答理由と確認コマンドまで理解するのが近道です。

ENARSIのSIMは「期待値→観測→差分」で解く

最初に正常時の期待状態を決め、次にshowコマンドで隣接、経路、next-hop、タグ、VRFを観測します。最後に期待値との差分を生んだ設定だけを修正します。闇雲に設定を消すのではなく、修正前後の出力を残す習慣が有効です。

ENARSI SIM:オリジナル問題

著作権・試験規約への配慮:以下は本番試験問題の転載・復元ではありません。技術論点のみを参考に、構成、固有値、文章、選択肢を新規作成しています。

課題1. OSPF隣接障害

R1とR2のArea ID、Hello/Dead、認証は一致していますが、R1はbroadcast、R2はpoint-to-pointです。隣接を確立するために修正してください。

  • A. 解答を開く

正解:A

両端のOSPF network typeを一致させます。Ethernetでbroadcastを採用するなら、対象インターフェースのip ospf network設定をbroadcastへ統一します。show ip ospf interfaceとshow ip ospf neighborで確認します。

課題2. EIGRP Stub広告

支店ルータで再配送した静的経路が本社へ広告されません。支店はeigrp stub connected summaryです。再配送経路も広告するよう修正してください。

  • A. 解答を開く

正解:A

設計上必要であることを確認したうえで、eigrp stub connected summary redistributedのようにredistributedを追加します。show ip eigrp topologyと本社側のshow ip route eigrpで確認します。

課題3. iBGP next-hop

内部ルータがiBGPで受信した外部経路をRIBへ登録できず、NEXT_HOPが到達不能です。境界ルータで修正してください。

  • A. 解答を開く

正解:A

境界ルータの該当iBGPネイバーにneighbor <peer> next-hop-selfを設定します。show ip bgpでNEXT_HOPが境界ルータへ変わり、内部IGPで到達可能かを確認します。

課題4. 相互再配送ループ防止

OSPFとEIGRPを2台の境界ルータで相互再配送しています。OSPF由来経路がEIGRP経由でOSPFへ戻らないようroute tagで制御してください。

  • A. 解答を開く

正解:A

OSPFからEIGRPへの再配送時にroute-mapでタグを付与し、EIGRPからOSPFへの再配送時に同タグをmatchしてdenyします。最後に許可用sequenceを置き、show route-mapと経路タグを確認します。

課題5. VRF内OSPF

Gi0/1をVRF BLUEへ所属させて192.0.2.1/30を設定し、OSPFプロセス20をVRF BLUEのArea 0で動作させてください。

  • A. 解答を開く

正解:A

vrf definition BLUE(またはip vrf BLUE)を作成し、Gi0/1へvrf forwardingを適用後にIPアドレスを再設定します。router ospf 20 vrf BLUEで起動し、show ip ospf vrf BLUE neighborとshow ip route vrf BLUEで確認します。

課題6. IP SLAと浮動静的経路

198.51.100.1を5秒間隔で監視し、到達時だけ203.0.113.0/24の主静的経路を使い、障害時はAD 200のバックアップへ切り替えてください。

  • A. 解答を開く

正解:A

ip slaでicmp-echoとfrequency 5を設定し、ip sla scheduleで開始します。trackへ関連付け、主経路にtrackを付与し、別next-hopのバックアップへAD 200を指定します。show ip sla statistics、show track、show ip routeで切替を確認します。

この問題を得点へ変える3ステップ

  1. 1周目:解答を見ずに解き、迷った選択肢にも印を付けます。
  2. 2周目:正答理由だけでなく、誤答が成立しない理由を説明します。
  3. 3周目:設定系は検証環境で入力し、showコマンドで状態を確認します。

よくある質問

CCNPは過去問だけで合格できますか?

おすすめしません。出題範囲が広く、シミュレーションでは設定能力も必要です。独自類題、公式範囲の学習、設定演習を組み合わせてください。

無料問題は何周すべきですか?

回数よりも、全選択肢を説明できる状態が基準です。目安として2〜3周し、誤答論点だけ別管理すると効率的です。

本記事の問題は本試験から転載していますか?

いいえ。公開された技術仕様と試験範囲を基に独自作成しています。

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