2026/08/22 17:47

ENARSIでは用語の知識だけでなく、設定とshow出力から障害原因を絞る力が必要です。次の問題は、添付資料に含まれるルーティング、VRF、IP SLA、AAAなどの論点を参考にしながら、シナリオと数値を全面的に作り直したものです。本試験問題の転載ではありません。

この記事の結論
  • 本記事の問題は、公式範囲と技術仕様を基にした完全オリジナルです。
  • 答えの暗記ではなく、誤答理由と確認コマンドまで理解するのが近道です。

トラブルシュート問題の解き方

①期待する状態、②観測された状態、③差分を生む設定、の順に切り分けます。コマンドを一行ずつ眺める前に、経路制御、隣接関係、フィルタ、管理距離、VRFのどこが怪しいか仮説を置くと速く解けます。

ENARSI 類題:オリジナル問題

著作権・試験規約への配慮:以下は本番試験問題の転載・復元ではありません。技術論点のみを参考に、構成、固有値、文章、選択肢を新規作成しています。

Q1. OSPF隣接

同一Ethernet上の2台でHello/Dead、Area ID、認証は一致していますが、一方がnetwork point-to-point、他方がbroadcastです。隣接が確立しない原因はどれですか。

  • A. OSPF network typeの不一致
  • B. Router IDが異なる
  • C. インターフェースコストの不一致
  • D. priorityの不一致

正解:A

ネットワークタイプの不一致はHelloパラメータや隣接形成へ影響します。Router IDは一意である必要があり、異なること自体は正常です。

Q2. EIGRP stub

支店ルータをeigrp stub connected summaryにしました。本社から支店の再配送静的ルートが見えなくなった理由はどれですか。

  • A. stubがredistributedを広告対象に含めていない
  • B. EIGRPが静的ルートを常に拒否する
  • C. varianceが1だから
  • D. K値がすべて0だから

正解:A

stubで広告する経路タイプを限定できます。再配送経路を広告する必要があるなら設計に応じてredistributedを含めます。

Q3. BGP next-hop

iBGPで学習した外部経路がRIBへ入らず、NEXT_HOPが到達不能です。エッジルータで代表的に追加する設定はどれですか。

  • A. neighbor X next-hop-self
  • B. neighbor X ebgp-multihop 255
  • C. bgp default local-preference 0
  • D. maximum-paths 1

正解:A

iBGP広告ではeBGPで学んだNEXT_HOPが保持されるため、内部から到達できない場合はnext-hop-selfが代表的な解決策です。

Q4. 再配送ループ

OSPFとEIGRPを2か所で相互再配送しています。経路の戻り込みを防ぐ最も拡張性の高い方法はどれですか。

  • A. route tagを付け、逆方向で一致した経路を拒否する
  • B. すべてのADを同じにする
  • C. passive-interfaceを解除する
  • D. auto-summaryを有効にする

正解:A

再配送時にタグを付与し、別の境界ルータで元ドメインへ戻す経路をフィルタする方法が一般的です。

Q5. VRF疎通

VRF BLUE内からpingすると成功しますが、グローバル表からは失敗します。最初に確認すべき考え方はどれですか。

  • A. VRFごとに独立したルーティングテーブルがある
  • B. ARPは全VRFで必ず共有される
  • C. route-targetはVRF Liteでも必須
  • D. STP rootが異なる

正解:A

VRFはルーティングテーブルを分離します。送信元VRFを指定したpingやshow ip route vrf BLUEで確認します。VRF Liteでroute-targetは必須ではありません。

Q6. DMVPN Phase 3

スポーク間通信を最適化し、ハブがNHRP redirectを送信するDMVPN設計でスポーク側に必要な機能はどれですか。

  • A. ip nhrp shortcut
  • B. ip ospf priority 255のみ
  • C. tunnel mode ipsec ipv4
  • D. mpls ip

正解:A

Phase 3ではハブのredirectとスポークのshortcutにより、スポーク間の動的ショートカットを形成します。

Q7. MPLS LER

MPLSドメイン入口のLERがIPパケットへラベルを付加する操作はどれですか。

  • A. PUSH
  • B. POP
  • C. SWAP
  • D. PHP

正解:A

入口LERはラベルをPUSHします。中継LSRは通常SWAPし、出口側ではPOPされます。PHPはpenultimate hopが最終ラベルを外す動作です。

Q8. RADIUS

RADIUSサーバは標準ポートを使用しています。ルータ側でauthentication-port 1814と設定され疎通できません。修正値はどれですか。

  • A. UDP 1812
  • B. UDP 1813
  • C. TCP 49
  • D. TCP 22

正解:A

RADIUS認証は通常UDP 1812、アカウンティングはUDP 1813です。TCP 49はTACACS+です。

この問題を得点へ変える3ステップ

  1. 1周目:解答を見ずに解き、迷った選択肢にも印を付けます。
  2. 2周目:正答理由だけでなく、誤答が成立しない理由を説明します。
  3. 3周目:設定系は検証環境で入力し、showコマンドで状態を確認します。

よくある質問

CCNPは過去問だけで合格できますか?

おすすめしません。出題範囲が広く、シミュレーションでは設定能力も必要です。独自類題、公式範囲の学習、設定演習を組み合わせてください。

無料問題は何周すべきですか?

回数よりも、全選択肢を説明できる状態が基準です。目安として2〜3周し、誤答論点だけ別管理すると効率的です。

本記事の問題は本試験から転載していますか?

いいえ。公開された技術仕様と試験範囲を基に独自作成しています。

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