2026/08/09 12:18
CCNPのおすすめ勉強方法
CCNP Enterpriseに効率よく合格するには、参考書を読むだけでも、問題の答えを暗記するだけでも不十分です。
おすすめの流れは、次のとおりです。
- 現在地を確認する
- Cisco公式の試験範囲を確認する
- 参考書や動画で全体像を学ぶ
- 分野別問題で知識を定着させる
- 検証環境でコマンドを試す
- シミュレーション問題を練習する
- 本番形式で仕上げる
この順番を基本に、自分の苦手分野へ学習時間を集中させます。
ステップ1:CCNAレベルの基礎を確認する
CCNAはCCNPの受験条件ではありません。しかし、CCNPの学習はCCNA相当の知識があることを前提に進みます。
次の項目を説明できるか確認してください。
- IPアドレスとサブネット
- ルーティングテーブルの読み方
- VLANと802.1Qトランク
- STPとEtherChannel
- スタティックルートとOSPF
- ACL、NAT、DHCP
- Cisco IOSの基本操作
不安が多い場合は、CCNAの参考書と問題集で復習してからENCORへ進みましょう。
ステップ2:Exam Topicsから学習範囲を決める
Cisco公式のExam Topicsは、学習の設計図です。参考書の目次と照らし合わせ、扱いが薄い分野を特定します。
特に、古い教材を利用する場合は、自動化、AI、SD-WAN、SD-Access、製品名称などの変更に注意してください。
試験範囲は、学習開始時だけでなく受験申込前にも再確認しましょう。
ステップ3:ENCORの全体像を学ぶ
ENCORでは、アーキテクチャ、仮想化、インフラストラクチャ、ネットワークアシュアランス、セキュリティ、自動化などを広く学びます。
最初の一周では、細かな数値をすべて覚えるより、技術同士の関係をつかみましょう。
たとえば、SD-Accessなら構成要素を単独で覚えるのではなく、管理、制御、データ転送がどのように分かれているかを図にして整理します。
ステップ4:学習した日に問題を解く
参考書を最後まで読んでから問題集を始める必要はありません。1章学んだら、同じ分野の問題を解きます。
間違えた問題は、次の3種類に分けると復習しやすくなります。
- 知識不足:用語や仕様を知らなかった
- 理解不足:知識はあるが条件へ適用できなかった
- 読み違い:否定表現や設問条件を見落とした
正解した問題でも、根拠を説明できなければ復習対象です。
ステップ5:実際にコマンドを入力する
CCNPでは、設定とトラブルシューティングへの対応が重要です。
次のような環境を活用できます。
- Cisco Modeling Labs(CML)
- GNS3
- EVE-NG
- Cisco Packet Tracer(対応範囲に注意)
- 実機
構築時は、完成したコンフィグを貼り付けるのではなく、一行ずつ意味を確認します。その後、showコマンドで期待した状態になっているか確認します。
ステップ6:ENCORのシミュレーション対策
シミュレーション問題では、次の手順を習慣にしましょう。
- タスクを最後まで読む
- 対象機器と変更箇所を確認する
- showコマンドで現在の状態を見る
- 必要な設定だけを変更する
- 設定後に正常性を確認する
- 保存が求められているか確認する
設定値やトポロジーが練習問題と変わっても対応できるように、コマンドの意味を理解することが重要です。
ステップ7:ENCOR合格後にENARSIへ進む
ENARSIでは、ENCORで学んだルーティングをさらに深掘りします。暗記よりも、showコマンドから問題箇所を見つける練習が重要です。
重点的に確認したい内容には、次のようなものがあります。
- EIGRP、OSPF、BGP
- ルート制御と再配送
- MPLS・DMVPNなどのVPN関連
- インフラストラクチャセキュリティ
- DHCP、IP SLA、NetFlowなどのサービス
- 複数技術をまたぐトラブルシューティング
ENCORとENARSIは同時に勉強するべき?
最初はENCORを中心に進め、ルーティング分野だけENARSIも意識する方法がおすすめです。
ENCORの範囲を一通り理解する前に両方の教材を完全並行すると、学習対象が広がりすぎる場合があります。まずコア知識を固め、ENCOR受験後にENARSIへ比重を移すと管理しやすくなります。
失敗しやすい勉強方法
参考書を読むだけ
理解度を測れず、本番で知識を思い出せない可能性があります。
問題の答えだけを覚える
設問の条件や設定値が変わると対応できません。不正解の理由まで理解しましょう。
シミュレーションを後回しにする
直前にコマンドを覚えようとしても、操作速度と切り分け力は身につきにくいです。早い段階から検証環境へ触れましょう。
教材を増やしすぎる
複数教材を少しずつ進めるより、主教材を決め、問題演習で不足を特定して補う方が効率的です。
CCNP対策問題集で仕上げる
smainnoでは、ENCOR v1.2対応問題集とENARSI v1.1対応問題集を提供しています。いずれもeラーニング形式で、スマートフォンとPCから利用できます。
参考書で基礎を学んだ後、選択問題とシミュレーション問題を使って、本番で知識を取り出せるか確認してください。
▶ CCNP ENCOR対策問題集(v1.2対応)
▶ CCNP ENARSI対策問題集(v1.1対応)
よくある質問
CCNPは独学でも合格できますか?
CCNA相当の基礎があり、自分で検証と復習を続けられる人なら独学でも目指せます。実務経験が少ない人は操作練習を多めに確保しましょう。
問題集は何周すればよいですか?
周回数ではなく、根拠を説明できるかで判断してください。ランダム出題でも安定して解け、間違えた理由を説明できる状態を目指します。
短期合格には暗記が必要ですか?
用語やコマンドを覚えることは必要ですが、暗記だけでは条件変更や初見問題に弱くなります。理解と操作を組み合わせてください。
