2026/08/05 01:18
「CCNPの過去問を解いてから試験を受けたい」
「ENCORとENARSIでは、どの問題集を選べばいいの?」
「参考書を読んだが、本番形式の問題になると正解できない」
このような悩みを持つCCNP受験者は少なくありません。
結論からいうと、CCNPでは公式が過去の本試験問題をそのまま公開しているわけではありません。そのため、合格を目指すには、最新の試験範囲に対応した対策問題集を使い、出題分野と問題形式に慣れることが重要です。
特にCCNP Enterpriseでは、知識を覚えるだけでなく、複数の技術を組み合わせて判断する問題や、機器を操作するシミュレーション形式への対策も欠かせません。
この記事では、CCNPの過去問を探している方に向けて、次の内容を解説します。
- CCNP Enterprise取得に必要な試験
- ENCORとENARSIの違い
- CCNP対策問題集の選び方
- 問題集を使った効率的な勉強方法
- シミュレーション問題の対策方法
CCNP Enterpriseを取得するには2試験への合格が必要
CCNP Enterpriseを取得するには、以下の2種類の試験に合格する必要があります。
- コア試験に1つ合格する
- コンセントレーション試験に1つ合格する
代表的な組み合わせが、以下の2試験です。

Cisco公式サイトでも、CCNP Enterpriseはコア試験とコンセントレーション試験の合格によって取得する仕組みとして案内されています。
CCNPの過去問は公式に公開されている?
Ciscoは、CCNPの本試験問題を過去問として一般公開していません。
公式サイトでは試験範囲である「Exam Topics」が公開されていますが、本番で出題された問題と解答がまとめて掲載されているわけではありません。
そのため、受験者は以下の教材を組み合わせて対策する必要があります。
- Cisco公式のExam Topics
- CCNP対応の参考書
- Web問題集
- 模擬試験
- シミュレーション問題
- CMLやEVE-NGなどを使った実機演習
なお、本試験問題を不正に複製したブレインダンプの利用は、Ciscoの試験規約に抵触する可能性があります。問題の答えだけを暗記するのではなく、公式試験範囲に沿って技術を理解し、本番形式を想定した問題で練習することが重要です。
CCNP対策では参考書だけでは足りない?
参考書は、CCNPの技術を体系的に理解するために役立ちます。しかし、参考書を読むだけでは、本番で必要になる「選択肢を比較して正解を判断する力」までは身につきにくい場合があります。
CCNP試験では、単純な用語問題だけでなく、次のような問題が出題されます。
- ネットワーク構成から原因を判断する問題
- コンフィグの誤りを見つける問題
- 複数の似た選択肢から最適解を選ぶ問題
- ドラッグ&ドロップ形式
- コマンド入力を伴うシミュレーション問題
技術を知っていることと、試験問題に正解できることは同じではありません。
参考書で知識を身につけた後は、CCNP問題集を繰り返し解き、知識を得点につなげる練習が必要です。
CCNP問題集を選ぶときの5つのポイント
1.受験する試験に対応しているか
CCNP Enterpriseには複数の試験があります。
ENCORを受験する場合は「350-401」、ENARSIを受験する場合は「300-410」に対応した問題集を選びましょう。
「CCNP対応」とだけ記載された古い教材では、現在の試験制度や出題範囲に対応していない可能性があります。
2.現在の試験バージョンに対応しているか
2026年8月時点では、ENCORはv1.2、ENARSIはv1.1の試験範囲が公式に掲載されています。
古い問題集では、現在の試験範囲と内容が異なる可能性があります。購入前に、対応バージョンと最終更新日を確認してください。
3.十分な問題数が収録されているか
CCNPは出題範囲が広いため、数十問程度の問題だけでは、すべての分野を確認することが困難です。
少なくとも、試験範囲を横断的に演習できる問題数が用意されている教材を選びましょう。
ただし、問題数が多ければよいわけではありません。間違えた問題を復習し、正解の根拠を説明できる状態にすることが重要です。
4.シミュレーション問題に対応しているか
Cisco認定試験では、実際に設定や確認操作を行うパフォーマンスベースの問題が採用されています。
選択問題だけを練習していると、シミュレーション問題でコマンドが思い出せず、大幅に時間を使ってしまう可能性があります。
問題集を選ぶ際は、シミュレーション問題が含まれているかも確認しましょう。
5.スマートフォンやPCで学習できるか
CCNPは出題範囲が広いため、まとまった勉強時間だけでなく、移動時間や休憩時間を使った反復学習が効果的です。
Web問題集やeラーニング形式なら、スマートフォンとPCの両方で学習しやすくなります。
無料問題集と有料問題集の違い
「CCNP 過去問 無料」と検索して、無料問題だけで対策しようと考える方もいるでしょう。
無料問題集は、CCNPの難易度や問題形式を確認する目的には役立ちます。一方で、次のような注意点があります。
- 問題数が少ない
- 更新日が分からない
- 現在の試験範囲に対応していないことがある
- シミュレーション問題が少ない
- 誤った解答が掲載されている可能性がある
- 学習履歴を管理できない
無料問題を入口として使い、受験日が近づいた段階で問題数の多い対策問題集へ移行する方法が現実的です。
CCNPの受験では時間と受験料がかかるため、教材費だけで判断するのではなく、再受験を避けられるかという視点で選ぶことをおすすめします。
CCNP問題集を使った効率的な勉強方法
1周目:現在の実力を確認する
最初からすべて暗記しようとせず、まずは問題を解いてください。
正解数だけでなく、次の3種類に分類します。
- 根拠まで説明できた問題
- 正解したが自信がなかった問題
- 間違えた問題
正解した問題でも、勘で選んだものは復習対象です。
2周目:間違えた原因を確認する
不正解だった問題について、原因を確認します。
- 用語を知らなかった
- コマンドを覚えていなかった
- 技術の動作を誤解していた
- 問題文を読み間違えた
- 似た選択肢を区別できなかった
理解が不足している部分は、参考書や公式ドキュメントに戻って確認しましょう。
3周目:選択肢ごとの根拠を説明する
正解だけを覚える勉強では、問題文や選択肢が変わると対応できません。
「なぜこの選択肢が正しいのか」だけでなく、「なぜほかの選択肢が間違っているのか」まで説明できる状態を目指します。
4周目:苦手分野だけを反復する
すべての問題を最初から解き直すよりも、間違えた問題や自信がなかった問題を優先した方が効率的です。
分野別の正答率を確認し、苦手分野を集中して復習してください。
5周目:時間を意識して解く
本番では、シミュレーション問題に時間を使いすぎると、残りの選択問題を解く時間が不足します。
受験直前は、1問あたりに使う時間を決め、分からない問題を後回しにする判断も練習しておきましょう。
ENCOR対策で重点的に確認したい分野
350-401 ENCORは、エンタープライズネットワーク全体の幅広い知識が問われるコア試験です。
特に次の分野を重点的に確認しましょう。
- エンタープライズネットワーク設計
- IPv4・IPv6
- VLAN、STP、EtherChannel
- OSPF、BGP、ワイヤレス
- 仮想化
- SD-WAN、SD-Access
- QoS
- ネットワーク監視とトラブルシューティング
- ACL、AAA、セキュリティ
- REST API、NETCONF、RESTCONF
- PythonやJSONを含む自動化
- シミュレーション問題で使用する確認・設定コマンド
ENCORは試験範囲が広いため、一部の得意分野だけで合格を目指すのは困難です。問題演習を通じて、知識の抜けを見つけることが大切です。
ENARSI対策で重点的に確認したい分野
300-410 ENARSIでは、ルーティングとトラブルシューティングに関する、より深い知識が求められます。
重点的に確認したいのは、以下の分野です。
- EIGRP
- OSPF
- BGP
- ルート再配送
- ルートマップ
- PBR
- MPLS
- VRF
- DMVPN
- DHCP
- SNMP
- IP SLA
- AAA
- CoPP
- インフラストラクチャセキュリティ
- ルーティング障害の切り分け
- シミュレーション問題の設定・確認コマンド
ENARSIでは、プロトコルの特徴を覚えるだけでは不十分です。設定内容やshowコマンドの出力から、通信できない原因を判断する練習が必要です。
シミュレーション問題はどう対策する?
シミュレーション問題では、コマンドを見れば分かる状態ではなく、自分で入力できる状態を目指します。
次の流れで練習すると効果的です。
- 問題文から要求事項を整理する
- 現在のコンフィグを確認する
- 原因を切り分ける
- 必要な設定を入力する
- showコマンドで動作を確認する
- 設定を保存する必要があるか確認する
Ciscoは、パフォーマンスベースのラボ問題について、1問あたりおおむね5~7分を意識するよう案内しています。普段の学習から時間を測り、設定と確認を一連の流れで練習しておきましょう。
CCNP対策問題集はこんな方におすすめ
Smart Innovationでは、ENCORとENARSIに対応したeラーニング形式の対策問題集を提供しています。
次のような方におすすめです。
- CCNPの参考書を読んだが、問題演習が不足している
- 本番を想定した問題を数多く解きたい
- シミュレーション問題も対策したい
- スマートフォンやPCで繰り返し学習したい
- ENCOR v1.2対応の問題集を探している
- ENARSI v1.1対応の問題集を探している
- 受験直前に苦手分野を確認したい
350-401 ENCOR対策問題集
ENCORを受験する方には、350-401 ENCOR v1.2対応の対策問題集を用意しています。
- ENCOR v1.2対応
- 選択問題1,450問
- シミュレーション問題19問
- スマートフォン・PC対応
- 購入後3か月間利用可能
- 1か月単位で延長可能
- 購入実績847名
※問題数・更新日・購入実績は2026年8月5日時点の商品ページ掲載情報です。
ENCORの問題演習を始める方はこちら
300-410 ENARSI対策問題集
ENARSIを受験する方には、300-410 ENARSI v1.1対応の対策問題集を用意しています。
- ENARSI v1.1対応
- 選択問題734問
- シミュレーション問題17問
- スマートフォン・PC対応
- 購入後3か月間利用可能
- 1か月単位で延長可能
- 購入実績659名
※問題数・更新日・購入実績は2026年8月5日時点の商品ページ掲載情報です。
ENARSIの問題演習を始める方はこちら
300-410 CCNP ENARSI対策問題集の詳細を見る
CCNPの過去問・問題集に関するよくある質問
CCNPの公式過去問はありますか?
Ciscoは、本試験で過去に出題された問題と解答を、公式過去問として一般公開していません。公式のExam Topicsで試験範囲を確認し、参考書や対策問題集を組み合わせて学習する方法が基本です。
ENCORとENARSIはどちらから受験すべきですか?
一般的には、エンタープライズネットワーク全体を扱うENCORから学習し、その後に高度なルーティングを扱うENARSIへ進む方法が分かりやすいでしょう。ただし、試験の受験順序自体は固定されていません。
CCNPは問題集だけで合格できますか?
すでに実務経験や十分な基礎知識がある場合は、問題演習を中心に合格できる可能性があります。ただし、初学者が答えだけを暗記する方法はおすすめできません。参考書、公式ドキュメント、問題集、実機演習を組み合わせる方が安全です。
問題集は何周すればよいですか?
一律に何周とは決められません。正答率だけでなく、各選択肢の正誤理由を説明できるかで判断してください。目安として、間違えた問題を含めて2~3周以上取り組み、安定して正解できる状態を目指します。
受験直前に購入しても間に合いますか?
基礎知識がある方なら、直前期の総仕上げにも利用できます。ただし、問題数が多いため、可能であれば受験予定日の1~3か月前から始めることをおすすめします。
スマートフォンでも利用できますか?
はい。eラーニング形式のため、スマートフォンとPCの両方で利用できます。アカウント情報は購入後、登録したメールアドレス宛に発行されます。
まとめ:CCNPは問題演習とシミュレーション対策が重要
CCNPの公式過去問は一般公開されていません。そのため、現在の試験バージョンに対応した問題集を使い、出題範囲と問題形式に慣れる必要があります。
重要なポイントは次の5つです。
- ENCORとENARSIを区別して教材を選ぶ
- 現在の試験バージョンに対応した問題集を使う
- 答えだけでなく正解・不正解の理由を理解する
- シミュレーション問題を実際に操作して練習する
- 間違えた問題を重点的に反復する
CCNPは範囲が広く、参考書を読むだけでは知識の抜けに気づきにくい試験です。
受験日を決めたら、早めに問題演習を始めて現在の実力と苦手分野を確認しましょう。
記事内の試験制度・出題範囲は、Cisco公式のCCNP Enterprise情報、ENCOR試験範囲、ENARSI試験範囲を基に確認しています。商品情報は2026年8月5日時点の各商品ページ掲載内容です。
