2026/08/09 14:56

CCNP ENARSIのシミュレーション問題とは?

結論からいうと、CCNP ENARSIのシミュレーション問題は、コマンドを覚えるだけでは不十分です。既存構成をshowコマンドで調査し、障害原因を切り分け、必要な設定だけを修正する力が求められます。

Cisco公式の300-410 ENARSI v1.1は90分で、Layer 3技術、VPN、インフラストラクチャセキュリティ、インフラストラクチャサービスなどを扱います。出題形式にはPerformance-based questions、選択問題、ドラッグ&ドロップが含まれると案内されています。

ENARSIのシミュレーション問題が難しい理由

ENARSIは高度なルーティングとトラブルシューティングが中心です。設定がゼロの状態とは限らず、誤った設定や不要な設定が含まれた構成から原因を探す場合があります。


ENARSIシミュレーション問題の切り分け手順

問題文から正常な状態を定義する

どの経路を通すのか、どの隣接関係が必要か、どの通信を許可・拒否するかを先に整理します。ゴールが曖昧なままCLIを触ると時間を失います。

showコマンドで事実を集める

show ip route、show ip ospf neighbor、show ip eigrp neighbors、show bgp、show dmvpn、show crypto ipsec saなどを使い、推測ではなく出力から原因を絞ります。

コントロールプレーンとデータプレーンを分ける

隣接関係が成立しているか、経路が学習されているか、FIBへ反映されているか、ACLやuRPFで遮断されていないかを順に確認します。

修正後に再検証する

設定投入後は、ルート、ネイバー、トンネル、疎通を再確認します。pingが通っただけで終わらず、要件どおりの経路かまで確認してください。

ENARSIで優先して練習したいテーマ

  • OSPFv2・OSPFv3の隣接、LSA、集約、フィルタリング
  • EIGRPのネイバー、メトリック、スタブ、名前付きモード
  • BGPの経路選択、ポリシー、MP-BGP
  • ルート再配送、PBR、IP SLA
  • VRF-Lite、MPLS L3VPNの基礎
  • DMVPN、GRE、IPsec
  • DHCP、SNMP、NetFlow、Syslog
  • ACL、CoPP、uRPF、IPv6 First Hop Security

広く暗記するのではなく、「どのshowコマンドで、どの出力を見れば異常だと分かるか」をテーマごとにまとめます。

90分を使い切らない時間配分

ENARSIはENCORより試験時間が短い90分です。序盤にシミュレーション問題が続いても慌てないよう、制限時間を決めます。

  1. タスク全体を読み、取りやすい項目を見つける
  2. 事前確認コマンドを実行する
  3. 原因候補を一つずつ潰す
  4. 10~15分で進展がなければ次へ進む
  5. 選択問題を解き切る時間を残す

一つのシミュレーションへ時間を使いすぎると、知識があっても後半を回答できません。普段の演習からタイマーを使ってください。

暗記ではなくトラブルシュートを練習する方法

正常な構成を作った後、別の日に設定を一部変更して障害を作ります。原因を知らない状態にするため、練習仲間や生成AIに「壊す箇所」だけを決めてもらう方法もあります。ただし、正解の検証はCisco公式ドキュメントと実際の出力で行います。

誤答ノートには、投入コマンドではなく次を残します。

  • 最初に確認すべきshowコマンド
  • 異常を示す出力
  • 原因となった設定
  • 修正後の正常な出力

ENARSIシミュレーション問題をまとめて対策する

CCNP ENARSI対策問題集(v1.1対応)の商品ページでは、734問に加えてシミュレーション問題17問を収録し、スマートフォン・PC対応、利用期間3か月と案内されています。問題出題率97.0%という表記は、2026年7月20日時点の販売ページ上の実績表示です。

同じ構成を覚えるだけでなく、タスクや障害箇所が変わっても対応できるよう、CML、GNS3、EVE-NGなどで実際に構築・切り分けを行ってください。

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よくある質問

ENARSIはシミュレーション問題を捨てても合格できる?

採点方法や配点は公開されていません。最初から捨てるのではなく、取りやすいタスクと部分点を確保し、選択問題の時間も残す戦略が安全です。

実機がなくても対策できる?

CML、GNS3、EVE-NGなどの仮想環境を利用できます。利用するIOSイメージやライセンスは正規の条件を守ってください。

どのshowコマンドから覚える?

インターフェース、ネイバー、ルーティングテーブル、プロトコル固有情報、疎通の順で確認できる基本セットから始めます。その後、DMVPNやIPsecなど分野固有のコマンドを追加します。

参考情報

※試験範囲や商品内容は変更される場合があります。受験前・購入前に公式ページと商品ページの最新情報をご確認ください。