2026/08/13 12:42
CISSPの受験資格|実務経験5年がない場合の対応も解説

CISSP試験は、必要な実務経験を満たしていなくても受験できます。ただしCISSPとして認定されるには、原則として8ドメイン中2つ以上に関係する通算5年以上の有給実務経験が必要です。経験不足の場合は、試験合格後にAssociate of ISC2として経験を積む選択肢があります。
CISSP対策を問題演習で進める
8ドメインの理解度を確認し、弱点を効率よく補強できます。
この記事の要点
- CISSP試験は、必要な実務経験を満たしていなくても受験できます。
- 公式情報と現行Exam Outlineを判断基準にする
- 問題の暗記ではなく、初見問題で判断根拠を説明する
試験の受験とCISSP認定は別
「実務経験がないと試験を受けられない」という理解は正確ではありません。試験合格と認定申請は別段階です。まず試験へ合格し、その後、実務経験とエンドースメントの要件を満たしてCISSP認定を受けます。
原則5年の実務経験
認定には、CISSP CBKの8ドメイン中2ドメイン以上に関連する、通算5年以上の有給実務経験が原則必要です。役職名だけで判断されるのではなく、実際の業務内容、期間、関連ドメインを説明できるよう整理します。

1年分の経験免除
ISC2が認める学位または資格を保有している場合、必要経験のうち1年分が免除されることがあります。免除を重ねて5年すべてをなくす制度ではありません。対象資格・学位は最新の公式一覧で確認してください。
CISSP対策を問題演習で進める
初見問題で判断根拠を説明できる状態を目指しましょう。
経験が足りない場合のAssociate of ISC2
試験に合格しても経験要件を満たさない場合、Associate of ISC2として登録し、定められた期間内に経験を満たして認定申請する道があります。「CISSP」と名乗れる時点とは異なるため、肩書の表記ルールも確認してください。
エンドースメントに備える
- 勤務先と在籍期間を整理する
- 担当業務を8ドメインへ対応づける
- 有給経験であることを確認する
- 申請内容を証明できる資料を準備する
- 公式期限内に手続きを行う
経験を過大に表現せず、具体的な職務内容で説明します。
実務経験を8ドメインへ対応づける例
- セキュリティ規程・リスク評価:ドメイン1
- 情報分類・廃棄手順:ドメイン2
- セキュア設計・暗号:ドメイン3
- ネットワーク設計・監視:ドメイン4
- アカウント・権限管理:ドメイン5
- 監査・脆弱性評価:ドメイン6
- インシデント対応・BCP:ドメイン7
- セキュア開発・変更管理:ドメイン8
同じ業務が複数ドメインに関係する場合もあります。申請では誇張せず、実際に担当した責任と作業を具体的に記述します。
受験前に用意しておく職歴メモ
- 会社名・部署・在籍期間
- 雇用形態と有給業務であること
- 担当したセキュリティ関連業務
- 対応するCISSPドメイン
- 内容を確認できる連絡先・資料
試験後に過去の職務を思い出すより、受験前から整理した方が申請を進めやすくなります。
合格と認定の表記を混同しない
試験合格、Associate of ISC2、CISSP認定は同じ状態ではありません。プロフィール、名刺、履歴書では、その時点で認められている表記を公式ルールに従って使用してください。
実務経験として説明しやすい書き方
「セキュリティを担当」だけでは具体性が不足します。「アクセス権申請の承認フローを設計した」「脆弱性評価結果を基に是正計画を管理した」のように、対象、行動、責任、成果を整理します。機密情報や顧客情報を申請書へ不必要に含めないことも重要です。
経験要件は受験前にも確認する
試験合格後に初めて職歴を確認すると、想定した業務が要件へ該当しない可能性があります。受験前に公式要件と免除条件を読み、Associateの選択肢も含めた認定までの予定を立ててください。
よくある質問
実務経験ゼロでも受験できますか?
試験受験は可能です。合格後、経験要件を満たすまでAssociate of ISC2となる選択肢があります。
5年の経験は連続している必要がありますか?
通算経験として扱われます。詳細な算定条件は申請時の公式要件を確認してください。
インフラ運用は経験に含まれますか?
業務内容が8ドメインの2つ以上へ関連するかで判断されます。職種名だけでは決まりません。
まとめ
CISSP試験は、必要な実務経験を満たしていなくても受験できます。ただしCISSPとして認定されるには、原則として8ドメイン中2つ以上に関係する通算5年以上の有給実務経験が必要です。経験不足の場合は、試験合格後にAssociate of ISC2として経験を積む選択肢があります。
制度の正確性は公式ページで確認し、学習では知識、判断、時間配分の3点を分けて改善してください。
CISSP対策を問題演習で進める
CISSP対策問題集の内容・利用条件を確認してからご利用ください。
参考にした公式情報
※試験制度・料金・認定条件は変更される場合があります。受験申込前に公式情報を確認してください。
