2026/02/18 00:46

CCNP Enterpriseの取得を目指す場合、多くの人が最初に悩むのが「ENCORとENARSIの違い」です。
CCNP Enterpriseでは、基本的にコア試験である ENCOR(350-401) と、集中試験の1つである ENARSI(300-410) の合格を目指すケースが多くなります。
しかし、ENCORとENARSIは出題範囲も学習の進め方も異なります。
この記事では、CCNP ENCORとCCNP ENARSIの違い、試験内容、勉強方法、問題集の選び方をわかりやすく解説します。
CCNP Enterpriseとは
CCNP Enterpriseは、Ciscoが提供するプロフェッショナルレベルのネットワーク認定資格です。
CCNAよりも上位の資格であり、企業ネットワークの設計・構築・運用・トラブルシューティングに関する実践的な知識が求められます。
特に、次のような分野を学習します。
- ルーティング
- スイッチング
- 無線LAN
- セキュリティ
- VPN
- 自動化
- ネットワーク設計
- トラブルシューティング
CCNP Enterpriseを取得するには、通常、次の2種類の試験に合格する必要があります。
- コア試験:ENCOR 350-401
- コンセントレーション試験:ENARSI 300-410など
その中でも、多くの受験者が選ぶ組み合わせが ENCOR + ENARSI です。
CCNP ENCORとは
CCNP ENCORとは、正式には Implementing and Operating Cisco Enterprise Network Core Technologies(350-401 ENCOR) という試験です。
CCNP Enterprise認定におけるコア試験であり、Enterpriseネットワーク全体に関する幅広い知識が問われます。
ENCORでは、特定の技術だけでなく、企業ネットワーク全体を理解しているかが重要です。
主な出題分野は次のとおりです。
- アーキテクチャ
- 仮想化
- インフラストラクチャ
- ネットワークアシュアランス
- セキュリティ
- 自動化
ENCORは「広く浅く」ではなく、広い範囲を一定以上の深さで理解する必要があります。
特に、OSPF、EIGRP、BGP、VLAN、STP、EtherChannel、無線LAN、ACL、NAT、VPN、自動化など、CCNAよりも一段深い理解が求められます。
CCNP ENARSIとは
CCNP ENARSIとは、正式には Implementing Cisco Enterprise Advanced Routing and Services(300-410 ENARSI) という試験です。
ENARSIは、CCNP Enterpriseの集中試験の1つで、主にルーティング、VPN、インフラサービス、トラブルシューティングが出題されます。
ENCORよりも範囲は狭いですが、1つ1つの技術について深い理解が必要です。
主な出題分野は次のとおりです。
- レイヤ3技術
- VPN技術
- インフラストラクチャセキュリティ
- インフラストラクチャサービス
特に、OSPF、EIGRP、BGP、再配送、ルート制御、DMVPN、IPsec、ACL、AAA、SNMP、Syslog、NetFlowなどは重点的に学習すべき分野です。
ENARSIは「設定できるか」「トラブルシューティングできるか」が重要になる試験です。
ENCORとENARSIの違い

ENCORは、CCNP Enterprise全体の土台となる試験です。
一方、ENARSIはルーティングやVPNなど、より実務に近い技術を深く問う試験です。
そのため、学習順序としては、まずENCORで全体像をつかみ、その後にENARSIで深掘りする流れがおすすめです。
CCNP ENCORの難易度
CCNP ENCORは、CCNAと比べて明らかに難易度が上がります。
理由は、出題範囲が広く、単純な暗記だけでは対応しにくいからです。
例えば、CCNAでは基本的なVLANやOSPFの理解が中心ですが、ENCORではより実務寄りの設計・運用・セキュリティ・自動化まで問われます。
特に難しいポイントは次のとおりです。
- 出題範囲が広い
- CCNAより技術理解の深さが必要
- 無線LANや自動化なども含まれる
- 用語暗記だけでは正答しにくい
- 複数技術を組み合わせた理解が必要
ENCORは、ネットワーク全体を俯瞰して理解する力が求められる試験です。
CCNP ENARSIの難易度
CCNP ENARSIは、範囲自体はENCORより狭いものの、技術の深さでは非常に難しい試験です。
特に、ルーティングのトラブルシューティングに苦手意識がある人にとっては難しく感じやすいです。
ENARSIで難しいポイントは次のとおりです。
- OSPF、EIGRP、BGPの深い理解が必要
- ルート再配送や経路制御が難しい
- VPNやDMVPNの理解が必要
- ACL、AAA、SNMPなど周辺技術も出題される
- 設定ミスや経路選択の判断が問われる
ENARSIは、単に「コマンドを知っている」だけでは不十分です。
なぜその経路が選ばれるのか、なぜ通信できないのか、どの設定を修正すべきかを判断できる必要があります。
CCNPの勉強時間の目安
CCNPの勉強時間は、受験者の経験によって大きく変わります。
目安としては次のとおりです。
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そのため、参考書を読むだけでなく、問題演習と復習を繰り返すことが重要です。
CCNPは独学で合格できる?
CCNPは独学でも合格可能です。
ただし、CCNAと同じ感覚で学習すると苦戦しやすいです。
独学で合格を目指す場合は、次の3つが重要です。
- 試験範囲を正確に把握する
- 問題演習を繰り返す
- 間違えた問題の解説を理解する
特にCCNPは、問題を解いて「正解だった」「不正解だった」で終わらせると伸びません。
なぜその選択肢が正解なのか、なぜ他の選択肢が誤りなのかを説明できるレベルまで復習することが大切です。
CCNP問題集を選ぶポイント
CCNPの問題集を選ぶときは、次のポイントを確認しましょう。
・最新バージョンに対応しているか
Cisco試験は定期的に内容が更新されます。
そのため、古い問題集だけで学習すると、現在の試験範囲に対応できない可能性があります。
ENCOR、ENARSIともに、最新の試験内容に対応した教材を選ぶことが重要です。
・解説が詳しいか
CCNPでは、答えだけを覚えても本番では通用しにくいです。
解説が詳しく、技術の背景まで理解できる問題集を選びましょう。
特に、OSPF、EIGRP、BGP、VPN、再配送、ACLなどは、選択肢ごとの理由まで理解する必要があります。
・繰り返し学習しやすいか
CCNPは一度解いただけでは定着しません。
スマートフォンやPCで繰り返し解ける教材であれば、通勤時間や休憩時間にも復習できます。
・ENCORとENARSIが分かれているか
ENCORとENARSIでは出題範囲が異なります。
そのため、CCNP問題集を選ぶ際は、ENCOR用とENARSI用で分かれている教材の方が学習しやすいです。
CCNP ENCOR対策の勉強方法
CCNP ENCORでは、まず全体像をつかむことが重要です。
おすすめの流れは次のとおりです。
- 試験範囲を確認する
- 参考書や講座で基礎を学ぶ
- 分野別に問題演習を行う
- 間違えた分野を復習する
- 模擬問題で総仕上げする
ENCORは範囲が広いため、最初から完璧を目指すよりも、全体を一周してから弱点を潰す方が効率的です。
特に、次の分野は重点的に対策しましょう。
- OSPF
- EIGRP
- BGP
- VLAN
- STP
- EtherChannel
- 無線LAN
- ACL
- NAT
- VPN
- セキュリティ
- 自動化
ENCORは、広い分野をバランスよく学習することが合格のポイントです。
CCNP ENARSI対策の勉強方法
CCNP ENARSIでは、ルーティングとトラブルシューティングを重点的に学習する必要があります。
おすすめの流れは次のとおりです。
- OSPF、EIGRP、BGPの基礎を固める
- 再配送と経路制御を重点的に学ぶ
- VPN、DMVPN、IPsecを理解する
- ACL、AAA、SNMPなどの周辺技術を確認する
- トラブルシューティング問題を繰り返す
ENARSIでは、特に「なぜ通信できないのか」「どの経路が選ばれるのか」を考える力が重要です。
単に設定コマンドを覚えるのではなく、showコマンドの出力やルーティングテーブルを見て判断できるようにしておきましょう。
重点分野は次のとおりです。
- OSPF
- EIGRP
- BGP
- ルート再配送
- ルートマップ
- プレフィックスリスト
- PBR
- VRF
- DMVPN
- IPsec
- ACL
- AAA
- SNMP
- Syslog
- NetFlow
ENARSIは、問題演習を通じて実践的な判断力を鍛えることが重要です。
CCNP ENCORとENARSIはどちらから勉強すべき?
基本的には、ENARSIから学習するのがおすすめです。
理由は、ENARSIはルーティング技術に絞られているからです。
ENCORは試験範囲が広すぎる為、まずはENARSIから攻略していくべきです。
Smart InnovationのCCNP問題集について
Smart Innovationでは、CCNP Enterprise対策として、ENCORとENARSIそれぞれに対応した問題集を提供しています。
- CCNP ENCOR対策問題集
- CCNP ENARSI対策問題集
それぞれの試験範囲に合わせて問題を分けているため、効率よく対策できます。
特徴は次のとおりです。
- ENCOR、ENARSIそれぞれに対応
- 詳しい解説付き
- PC、スマートフォンで学習可能
- 繰り返し演習しやすいオンライン形式
- 独学者でも使いやすい構成
- 試験前の総仕上げに活用しやすい
CCNPは、知識を読むだけでなく、問題を解いて理解を定着させることが重要です。
特に独学で合格を目指す方は、問題演習を中心に学習計画を立てることをおすすめします。
CCNP問題集はこんな人におすすめ
CCNP問題集は、次のような方におすすめです。
- CCNP ENCORを受験予定の方
- CCNP ENARSIを受験予定の方
- 独学でCCNP合格を目指している方
- 参考書を読んだ後の演習教材を探している方
- 試験前に弱点を確認したい方
- ルーティングやVPNの理解を深めたい方
- スマホやPCで効率よく学習したい方
CCNPは、学習範囲が広く、試験直前に詰め込むだけでは合格が難しい試験です。
早めに問題演習を始め、間違えた分野を繰り返し復習することが大切です。
よくある質問
・CCNP ENCORとは何ですか?
CCNP ENCORは、CCNP Enterprise認定に必要なコア試験です。Enterpriseネットワーク全体に関する知識が問われ、アーキテクチャ、仮想化、インフラストラクチャ、セキュリティ、自動化などが出題されます。
・CCNP ENARSIとは何ですか?
CCNP ENARSIは、CCNP Enterpriseの集中試験の1つです。主にルーティング、VPN、インフラサービス、トラブルシューティングに関する知識が問われます。
・ENCORとENARSIの違いは何ですか?
ENCORはEnterpriseネットワーク全体を幅広く問うコア試験です。ENARSIは、ルーティングやVPNなどをより深く問う集中試験です。
・CCNPは独学で合格できますか?
CCNPは独学でも合格可能です。ただし、試験範囲が広く、技術理解も深く求められるため、参考書だけでなく問題演習と復習を繰り返すことが重要です。
・CCNPの勉強時間はどれくらいですか?
CCNA取得者であれば、ENCORとENARSIを合わせて300〜500時間程度が1つの目安です。実務経験がある場合は、より短い時間で合格を目指せる場合もあります。
・CCNPはENCORとENARSIの両方が必要ですか?
CCNP Enterpriseを取得するには、コア試験であるENCORと、集中試験の1つに合格する必要があります。ENARSIは多くの受験者が選ぶ代表的な集中試験です。
・ENCORとENARSIはどちらが難しいですか?
ENCORは範囲の広さが難しく、ENARSIは技術の深さが難しい試験です。どちらが難しいかは受験者の経験によりますが、ルーティングが苦手な人はENARSIを難しく感じやすいです。
・CCNP問題集は必要ですか?
CCNPでは問題演習が非常に重要です。参考書で知識を学ぶだけでなく、問題集を使って出題形式に慣れ、理解不足の分野を確認することをおすすめします。
まとめ
CCNP Enterpriseを目指す場合、ENCORとENARSIの違いを理解した上で学習を進めることが重要です。
ENCORはEnterpriseネットワーク全体を幅広く問うコア試験です。
ENARSIは、ルーティング、VPN、インフラサービス、トラブルシューティングを深く問う集中試験です。
どちらの試験も、単なる暗記ではなく、技術の仕組みを理解し、問題演習を通じて知識を定着させる必要があります。
CCNP ENCOR・ENARSIの対策を進める際は、最新試験に対応した問題集を活用し、繰り返し演習することが合格への近道です。
CCNP問題集をお探しの方は、Smart InnovationのENCOR対策問題集・ENARSI対策問題集もぜひご活用ください。



